私は、自分の髪の毛が薄いことをネタにはしますが、正直それに翻弄されているわけではありません。
逆にフサフサになったら、ネタが1つ減ってしまう・・・
そんな感じです。
ですから、無理に薄毛を隠す必要なんて、私にはないんです。
そんな気持ちなど、毛頭ありませんし、もちろん毛根もありません。
ですからこの際、ハッキリ言わせてもらいます。
私のこの髪型は私自身の意思に反してます。
私自身がそう望んで、七三にしているわけでは、ありません。全く。
床屋さんに行くたびに、
「バッサリ切ってください」
って、そう言います。
もちろん、
「どの程度になさいます?」
って、聞き返されますから、
「う〜ん、まあ・・・刈上げない程度に・・・」
って、笑顔で答えます。ちょっとだけ苦笑いですが。
で、もちろん横と後ろの髪の毛は、刈上げない程度に短くしてくれるんですが、前髪と頭のトップは全然短くねえ。
で、出来るだけ薄毛が隠れるようにとの配慮なのか、必ず七三にカットされます。
“必ず”です。
しかも、“どの床屋へ行っても”です。
いや、七三と言うよりは、強引に横から上に持っていけるように、九一くらいに極端なカットです。
一体これはどういった料簡なんだい・・・
ひょっとしてこれは理容組合ぐるみで行なわれている私に対する陰謀?
もともとコンサルタントの私は、そんな状況を鋭く考察します。
で、結論ですが、きっと床屋さんには勇気がないんだと思います。
私の髪の毛をバッサリ切ってしまう勇気が、彼らには微塵もないんです。
これは陰謀と言うより、もはや必然。
そう言った方が良いのかもしれません。
更に私の冷静かつ鋭利な思考は、本質を捉えます。
本当に床屋さんだけが悪いのだろうか?
いや、床屋さんだけが悪いんじゃない。
床屋さんに勇気がないわけじゃないんだ。
いよいよ私の思考は、核心に迫ります。
きっと床屋さんは、クレームが怖い。
そういうことです。
バッサリと切ってしまい、ハゲ全開の頭を見た私が、逆上して難癖をつけるのではないかと。
そんなクレームを彼らは恐れているんです。
そして、彼らにそう思わせてしまうのはきっと、私自身にあるはずです。
「バッサリ切って」と言いつつも、実は“恐る恐る”言っている私のその言語的表現の曖昧さ。
つまり、私のそんな勇気のなさが、床屋さんを困惑という名の渦の中に引き込んでいるに違いありません。
俺って、罪な男だ。
2005年11月13日
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