でも、ビデオは既に廃盤。
![]() | 「TOKYO POP」 日米合作(1987年) 監督・脚本:Fran Rubel Kuzui 製作:葛井克亮 / Joel Tuber キャスト:Carrie Hamilton / 田所豊 他 |
ロック・シンガーとして成功を夢見るアメリカ女性のウェンディ(キャリー・ハミルトン)は、“ガイジン”がウケると言われる東京へ。
そこで出会ったヒロ(田所豊)と共に、バンドは成功していくが現実は・・・
カンヌ映画祭に出品された作品です。
いかにもアメリカ人のイメージする“ニッポン”の風景は、私達日本人には多少の違和感を感じさせますが、それでも80年代の東京がリアルに描かれているのは不思議なところ。
恐らく制作費の都合からか、チープに感じるところもあり。
バンドのメンバーは田所豊(ダイヤモンド☆ユカイ)をはじめ、演技がイマイチです。
逆に田所の場合、英語のセリフの方が流暢だったりする気が・・・
でも、良いんです、この映画。
ロックな映画とでもいうんでしょうか。
上手いのが“良い”のではなく、勢いとか不器用さとか、そんな部分も丸ごと含めて生み出すグルーブ。
それがたまらなく“良い”音楽なんです、私にとってはね。
この映画も、そんな感じです。
何もかもが目を見張るものは取り揃えてないのに、逆にチープな部分がチラホラと目立つのに・・・
凄く素敵に感じる映画です。
映画の中で出てくる曲も最高。
オープニングは、田所が歌う「Blue suede shoes」は
「うーんダイヤモンド☆ユカイだっ!」
って感じです。
実は私、当時はレッドウォリアーズのコピーやってました。
だからユカイは大好きなんです。
ジョン・セバスチャンの「Do you believe in magic?(魔法を信じるかい?)」はまさにグッド・タイム・ミュージックで、文句なしに楽しい。
ヒロがベッドの中でウェンディのために歌う、キャロル・キングの「(You make me feel like a) Natural woman」なんて凄く優しい。
で、ヒロとウェンディが神社でデートするシーンは、なぜか何度見ても胸が締め付けられます。
バックで流れる「Hearts and diamonds」が良いんです、これがまた。
アコギなストリングスが哀愁と共に心地良さを感じさせます。
「ロックは英語じゃなきゃ」
そんな風に80年代までのロックは、日本語で歌うロックと英語で歌うロックとのギャップに揺れていた部分が、確かにありましたね。
そして映画の中でもそう言い続けるヒロが最後に歌った曲「Hiro's song」は日本語だった・・・
音楽にしろファッションにしろ、モノの考え方にしろ、あの頃の日本のサブカルチャーがこの映画にはギッシリと詰まってるんです。
あの頃の自分の思い出もオーバーラップしながら、胸が・・・
他に出演は、久本雅美、柴田理恵、三上博史、力也など。
ミュージシャンは他にパパイヤ・パラノイアやX JAPANも出てます。
みんな若い・・・
田所と共に主演を張ったキャリー・ハミルトンは、既にこの世にはいません・・・
ひとつの時代を感じさせる作品です。



たまたま検索でひっかかり
この日記読ませて頂きました。
映画に対してまったく僕と
同意見で共感しました。
最近トーキョーポップについて
すこしばかり
コンテンツを開設したのですが
ぜひ見てもらいたいな
と思います。
失礼しました。